あなたは大丈夫?「虫」を使った新型空き巣のコワい手口
「玄関前にクワガタがいた」
そんな写真をフェイスブックを乗せた女性。
じつはクワガタムシを置いた男は、「ある目的」があったのです。
女性や高齢者を狙う、怖い目的。
何の気なしに行ってしまう、スマホ撮影。
しかしその行動が原因で、黒い魔の手に引っかかってしまうことがあります。
あなたは大丈夫ですか?
1・スマホの普及が!
SNSの投稿からターゲットの自宅を特定する手口。
投稿時間から生活時間帯を把握されてしまい家にいない時間を狙って侵入。
最初狙われたのは「オタク」たちでした。
SNSの投稿が多いオタクは、家にいない時間が容易にわかります。
空き巣犯はそこを狙って侵入するのです。
そしてオタク特有のお宝である、遊戯王カードやトレーディングカードやブランド品までもがごっそり盗られる事件が起きていました。
ところが近年、この犯罪の傾向が変わったのです。
2・狙われる高齢者
なぜ犯罪の傾向が変わったのでしょうか?
それはスマホデビューする高齢者が増えたためです。
そして自宅にいることが多い高齢者の行動パターンは、じつはオタクたちと似通っているのです。
高齢者の中でも「自分は若い」を自認したい人は、積極的にSNSを利用します。
そしてインスタグラムのようなSNSに身近なものや、自慢したいものをアップしてご満悦です。
自慢したいものというと老婦人の場合、高価なアクセサリーや高級着物などがあります。
もちろんバッグや時計も。
それは盗む側から見ると、「ここにお宝がありますよ」と宣伝しているようなものです。
さて空き巣の心理をもう少し覗いてみましょう。
「ここにお宝がありますよ」と宣伝している老婦人を見つけたとき、どうすればその家を特定できるでしょうか?
積極的にSNSを利用するターゲットが高齢者である場合、ネットリテラシーが低いことがほとんどです。
つまり脇が甘いのです。
さまざまな画像を撮って投稿しているものからかなり住所がわかります。
例えば道路を写した写真の中に電柱があったりすると、電柱番号がわかれば住所はわかります。
目立つ建物が写っていてればその角度からどのあたりか特定できます。
しかしそういうものである程度の目星がついても、ピンポイントでどのお宅かがわからないと侵入できません。
そこで考え出されたのが、クワガタを使う方法でした。
<手口>
・自宅を特定するために
・家の前にカエルやクワガタなど、家主が思わずツイートしたくなるものを置く
・ツイートから家主の帰宅時間を特定し安全な時間帯に犯行
すなわち、クワガタをツイートしたならそれを置いたお宅がまさにターゲットの家だとわかるというものです。
珍しいことが起きたと安易にSNSを使うと、空き巣被害や強盗に遭うかもしれません。
スマホデビューした高齢者は特に注意ですね。
3・あなたも気をつけないと
さてここまでSNS投稿を使った空き巣の方法について説明しました。
ここであなたに考えてほしいのは、「これほんとなの?」ということです。
いいですか?
私は野生のクワガタやカエルが出没するようなところに住んでいるのですぐにわかったのですが、あるお宅の玄関にクワガタを置いても失敗する方が多いと思います。
というのはクワガタは移動するからです。
カエルも同じですが、クワガタが何より怖いのはカラスのような鳥です。
玄関先のような空から丸見えの場所は、鳥に見つかる可能性の高いクワガタの嫌がる場所です。
ですからこれが夏で昼間だったら、クワガタは移動してすぐに玄関からいなくなるでしょう。
繰り返しますが、カエルも同じです。
しかもこのやり方は、ターゲットが首尾よくクワガタを発見して、そしてこちらの思惑通りSNSにあげてくれないと意味がありません。
つまり二重三重にラッキーが重ならないと、成功しないものです。
こういう偶然の要素が多すぎるものが実際の犯行に役立つかというと、きわめて可能性は低いと思います。
昔の推理小説には密室殺人というのがありました。
そのトリックは糸を使って、ドアの周りから鍵を室内に戻すというような仕掛けが多かったのです。
しかしこのような仕掛けは100%成功するものでないと、殺人のような重大な犯罪には使うことはできません。
ところが小説の中で描かれる仕掛けは、せいぜい70%程度の成功率だとエンジニアリング的には感じられます。
何度もテストを繰り返してこれなら絶対大丈夫というものでないと、重大事件の犯行には使うことはできません。
それと同じで、クワガタを使う空き巣場所の特定は成功率が極めて低いと思われます。
私が空き巣犯ならこの方法は使いません。
まとめ
なぜ「クワガタを使った空き巣」という事例がネット上にあるのでしょうか?
それは一般人の目から見て、「これは面白い」というネタだったからだと思われます。
ネットというのは、「これは面白い」というだけでバズるものです。
しかし一方で、それは正しいのかとか、それは現実的なのか?という検証はないまま広がることが多いのです。
そのため実現の可能性が極めて低いものや、たった一件のラッキーな成功例が一般的だと勘違いされることが多いのです。
広める方は空き巣を行う気はないので、ただバズればいいのですから。
そして一般人は、クワガタの生態に詳しくもなく、空き巣の心理にも詳しくありません。
だから「クワガタを使った空き巣事件」という面白さだけで、それが現実に行われた犯罪であるか確かめもせずに広がることが多いものです。
都市伝説誕生の瞬間です。
あなたは「クワガタを使った空き巣事件」を信じませんでしたか?
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