長野立てこもり事件、解決までに犠牲者4名。特殊部隊出動でも犯人を早期制圧できなかった理由は?
防弾チョッキを着ていなかったのか
長野県で猟銃を使った事件が起き、4名の方が亡くなるという悲惨な結果になっています。
しかも4名のうち2名は警察官で、防弾チョッキを着ていなかったのかとかの意見もネット上にはあります。
この事件が4名もの被害者をだしたことに、上念司氏が興味深いことを言っています。

1・立てこもり事件
毎日新聞の記事より
「長野県中野市で4人が死亡した立てこもり事件
殺人容疑で逮捕された農業、青木政憲容疑者(31)が、10分あまりの間に4人を相次いで刃物や猟銃で襲撃したとみられることが県警捜査本部などへの取材で判明した。
捜査関係者によると、容疑者は最初に襲撃したとみられる被害女性2人について「悪口を言われたと思った」と供述しているという。
捜査本部は、容疑者が突発的に強い殺意を抱いて襲撃した可能性があるとみて、4人の遺体を司法解剖して死因の特定を急ぐ。
捜査本部によると、亡くなった4人のうち、容疑者宅から約150メートル離れた場所で倒れていた村上幸枝さん(66)と、容疑者宅の近くで発見された竹内靖子さん(70)には、いずれも刺し傷があった。
刃物で襲われたとみられる。
知人らによると、2人は散歩仲間で、毎日午後4時過ぎごろに一緒に周辺を歩いていたという。
捜査本部は、こうした情報や遺体の状況、「男がサバイバルナイフで女性を刺した」という最初の目撃者の通報内容などから、2人は続けざまに刃物で襲われたとみている。
また25日午後4時37分ごろ、通報を受けて現場に到着した県警中野署の玉井良樹警部補(46)と池内卓夫巡査部長(61)が銃で撃たれ、間もなく死亡が確認された。
目撃した近隣住民らによると、2人はパトカーの窓ガラス越しにいきなり銃撃されたとみられる。
捜査関係者によると、容疑者は警察官2人については「撃たれると思って撃った」などと供述しているという。捜査本部は動機や経緯を慎重に捜査している」
被害者のうち撃たれた警察官は「ナイフで刺された事件だ」という通報で駆け付けたため犯人が猟銃を持っていることを知らず、防弾チョッキを着用していなかったということです。

2・結末
『発生から約12時間に及び、4人の死者を出した中野市江部の農業青木政憲容疑者(31)の立てこもり事件。
容疑者の自宅は一晩中、明かりがつき、26日未明には容疑者が頻繁に出入りする様子も確認された。4丁の猟銃を所持しており、県警は100メートルほどの距離を保ちつつ電話などで説得を重ね、投降につなげた。
県警などによると、夜間は県警ヘリや応援要請した他県のヘリで上空から監視を継続。
現場付近にビデオカメラも設置したものの、暗かったためほとんど映らなかったという。
地上では県警の警察官に加え、警視庁の捜査1課特殊班(SIT)や神奈川県警の応援部隊が配備された。
容疑者からの要求はなく立てこもりの意図も確認できなかった。
刺激しないようスピーカーや投光器の使用を控えるなど細心の注意も払ったという』
上念氏によると警視庁の捜査1課特殊班(SIT)は長野県警の要請により出動したようで、これとは別に長野県警にもSITという特殊班があって今回両方が解決に当たったようです。
しかしそういう指揮系統の本来違う部門が合同で事件解決を行おうとすると、ハリウッド映画によくある縄張り争いのようなことにならないかと懸念します。
例えばダイ・ハードではロスアンゼルス市警とFBIの縄張り争いが描かれていました。

3・問題はなかったのか?
上念氏によるとこの他に神奈川県警の特殊部隊も派遣されたようで、現場の指揮系統は大丈夫だったのかと思います。
先日もG7があったばかりですが、他の先進国アメリカやドイツ・フランス・イギリスなどでは、これと同じような銃器を持った立てこもり事件があった場合犯人は狙撃される可能性が高くなるでしょう。
今回の長野事件は、そういう対処方法を取るべき事案であったのではないでしょうか?
日本でも50年前の瀬戸内シージャック事件では、犯人は狙撃されて死亡しています。
大阪の三菱銀行立てこもり事件でも、犯人の梅川は射殺されこの顛末は映画になっています。
あさま山荘事件でも強行突入が行われました。
あのころの日本の警察は、強行突破して犯人を狙撃したりすることを厭わない体質だったと思います。
上念氏によると、あれ以来ずっと「人権派弁護士の暗躍」により、犯人の人権を守れみたいな論調がはびこったために現在のような「腰抜け体質になったのではないか」と警鐘を鳴らしています。
そこで思い出すのは長野県という場所です。
長野県は田中康夫という作家を知事にしたこともある県です。
どちらかというと左派的・革新的政治色の強い地域で、県警はそういう地域性に強い影響を受けざるを得ません。
この体質が、警察官2人が亡くなったことの遠因になった可能性を上念氏は指摘しています。

まとめ
長野県のような左派的・革新的政治色の強い地域では、人権派弁護士の意見が強かったりする特徴があります。
その結果、被害者を守るというより犯人の命を優先したりする傾向が強くなることがあるでしょう。
事件が長引いたり被害者が多くなるのは、こういう性質が一枚かんでいるのかもしれません。
そういう、左派的・革新的政治色の強い地域はどうしたらわかるのかというと、簡単です。
その地域選出の政治家の所属政党を見れば、その地域が革新的地域か保守的地域かがすぐにわかります。
例えば以前総理大臣をしたこともある旧社会党の村山富市氏は、大分県の選出です。
読むべき記事
※特別付録 年金が心配な方へ 無料または低コストで起業できる方法【しかも安全でかんたん】
すぐにお読みください(完全無料)
特別情報
髪の毛で悩む男性だけお読みください
下記よりメールアドレスをご登録頂ければ、最新記事やセミナーの優待案内をお知らせします。
不定期メルマガにご招待
関連記事
-
-
田舎でも起業できるのかと考え始めたあなたに
例えば、女性28歳 都会に就職 OL 疲れ気味 田舎 …
-
-
日本人が知らない統一教会洗脳テクニック、あなたの想像の13.4倍ヤバい
安倍元首相襲撃犯の山上徹也の復讐の対象 は、本来なら旧統一教会という宗教です。 …
-
-
昨年のNHK紅白歌合戦、不評の理由
LGBTQなどの観点から 昨年の紅白歌合戦の視聴率が …
-
-
楽しく幸せに人生を過ごす方法
本当に日本は落ちぶれてしまった ご質問が届いております。 「いつも大変興味深くメ …
-
-
女性が書いた「意中の女性から好意を持ってもらえる男性の特徴」意外な結論
実体験 恋愛コンサルタント(女性)の方が書いていました。 「女性から好意を持って …
-
-
映画監督園子温、女優に対する性的搾取問題は思った以上に罪深い
「ハーレムおじさんでしたね」 園子温監督の作品に出演経験のある元女優はこう明かし …
-
-
大阪万博は失敗確実?重大な欠陥が二つ
大阪万博には、 あまりにも重大な欠陥が隠されています …
-
-
2025年に確実に変わること 100%!
100%当たる予言 なんて言っていいの …
-
-
ロシア亡き後の世界でどうやって稼いでいくか?今考えないと危険
ロシアがウクライナに侵攻したことは、 …
-
-
第二回わずか3か月と10日で「人生が変わる」方法
人生が変わるためには 「あること」が必要です。 「とんかつ専門のレストランコンサ …
