最終回あなたを傷つける人への対処法とは？

傷つける人への対処法

本日は傷つける人への対処法「完全版」です。

世の中には、あなたの想像もつかない人がいると感じたことはありませんか？

「どうしてこの人はこんなに人を責めるのだろう」って

じつはそういう人はあなたのまわりにも一人や二人はいると、思いませんか？

そういう人の見つけ方を紹介しますので、お読みください。

その前に・・・（笑い話を読んでなごんでください）

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車の中で、新米刑事とベテラン刑事が会話していました。

「おい、面白い話してくれ」

「先輩、俺もそんなにはナイッすよ。でもいつも無茶ぶりされるから」

「されるから・・・？」

「メモしてきたっす。読みます

今日は答えも一緒に言いますから、先輩独自の答えを言ってください」

「いいよ」

「じゃあ、

ひみつが大好きな仕事ってどんな仕事？

答え：書く仕事（かくしごと）」

「面白いな！

んー俺なら秘書かな」

「上がることはあっても、決して下がることがないものって何？

答え：年齢」

「消費税」

「みんなから「とっても賢いね」と言われる楽器ってなに？

答え：リコーダー（利口だ）」

「面白い！まいった」

「数字の９が嫌いな動物ってなに？

答え：スカンク（好かん９）」

「うまいね！」

「愛（あい）の下には何がある？

答え：う（あい「う」えお）」

「アイの左にあるのがＨ

こっちの方がいいだろ？」

今日も事件は起きなかった・・・

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セミナーでの話だ。

なぜかセミナー講師は自分を「老師」と呼ばせたがった。

風貌も白髭で長髪の仙人風だったから、そう呼ぶにやぶさかではない。

—

老師「今日の話は昨日の続き。「何の理由もなく攻撃したい性質」を持つ怖ろしい人物がこの世にはいるのじゃ。幽霊より人間が怖ろしいとは、よく言ったものじゃのう」

「何の理由もなく、ですか」

「こういう人物は人を責めることが生きがいじゃから、終わることがない。しかもそれが趣味じゃから、巧妙かつ最悪なのじゃ。今日はそのような人物から逃げる方法を教える」

「ありがたいです。職場の上司がそいうタイプなんです」

「ある予備校で修羅場があった。有名な話だから、噂になって知っている者も多い。新聞には載らなかったがな・・」

「あ！もしかして？」

「知っておるのか？」

「40歳ぐらいの予備校教師と浪人女子が恋に落ちた話じゃないですか？奥さんが知って、包丁持って教室に乗り込んだっていう」

「そうじゃ。それじゃ！

妻の方はこの女と別れなければ、お前を刺して私も死ぬと大暴れしたのじゃ。ところがまだ18才じゃという女生徒の方も別れないと言い張ったのじゃ」

「それで、どうなったのですか？」

「予備校の老練な教師が仲を取り持って、解決策を提示した。それが奇想天外な話でな？」

「奇想天外？」

「つまりじゃ、妻は別れないという、女生徒も別れないという、男は決められないという、だったら三人で暮らせと言ったのじゃ」

「ええ？確かに奇想天外」

「それで三人は3か月ほど本当に一緒に暮らしたのじゃが、女生徒は親元に呼び戻され妻も結局離婚したのじゃ」

「ありそうな結末ですね」

「問題はじゃ！女たちはどうしてそういう解決策を受け入れたかじゃ！

特にこの女生徒はまだ年も18、四十男に人生を捧げるのは早まったことじゃと後悔するのは自分でもわかっておったじゃろう。

そして教室へ妻が乗り込んできたときの男の態度で、本当は恋愛感情も冷めたはずじゃ」

「確かに！それじゃなぜ三人で暮らしたんですか？」

「そこじゃ。それが人間の性（さが）なのじゃ。ハッキリ言えば妻にだけは負けたくなかったということじゃの」

「んーー！確かにあそこで身を引くという選択は修羅場だけにあり得ない気もします」

「妻の方もじゃ。自分を捨てて若い女に走った夫なんか、もう帰らないとうすうす判っていたはずじゃ」

「確かに！それじゃなぜ三人で暮らしたんですか？」

「理由は若い女と同じ。負けたくないからじゃ。愛は無かった。じゃから3か月で皆が別れたのじゃ」

「性（さが）なのですか？」

「そうじゃ。言いたいことはじゃの、頭ではわかっていても心では納得できないことがある。それが性（さが）じゃ。

頭と心が争えば、必ず心が勝つのじゃ」

「なぜなんですか？」

「お前は、旅人が死ぬお城の話を知っておるか？」

「え？知りません」

「中世のヨーロッパのどこかに、そばを通るだけで弓を射ってくる城があった。そのせいで旅人が大勢死んだのじゃ」

「ひどい！」

「何の理由もなく弓を射ってくるのじゃ。しかしある日を境に、それがピタッとおさまった」

「どうしたんです？」

「近くの村人が不審に思って尋ねたところ、城主の王が死んだそうじゃ」

「じゃ、その王様のせいで？」

「そうじゃ。その王はものすごく臆病で、そのせいで見境なく旅人を殺していたのじゃ」

「でそれが、「何の理由もなく攻撃したい性質」を持つ人と関係があるんです？」

「そういう人を攻撃する人というのは、心の奥にものすごく臆病な王がいるのじゃ。だから攻撃してくるのじゃ。

そう考えれば、なぜそういう人物がいるのか、理由がわかる」

「確かに」

「そしてそういう人物もまた、予備校で教師と恋に落ちた18歳の娘と同じ心も持っている。

理不尽な心じゃ。

よいか！

冷静に考えれば予備校教師と不倫の関係をずるずる続けたっていいことはない、そう頭ではわかるのじゃ」

「はい」

「「何の理由もなく攻撃したい性質」を持つ人もまた、人を攻撃したって自分の立場が不利になるだけだと本当は理解しておるのじゃ」

「あ！」

「しかしわかっていてもやめられない。心の奥にものすごく臆病な王がいるからじゃ。

そばを通るだけで弓を射ってくる城と、「何の理由もなく攻撃したい性質」は同じじゃと思わんか？」

「確かに！」

「問題はじゃの、そういう人物に攻撃された人は、反撃したくなるのじゃ。そこが問題なのじゃ。

よいか。そばを通るだけで弓を射ってくる城と普通の旅人が戦っても、勝つのは城の方じゃ」

「そうですね！持ってる武器とか兵士とか」

「じゃから、旅人がすべきことは城には近づかない事じゃ」

「なるほど」

「しかし職場の人間関係ではそうは思わんのじゃ。なんとかギャフンと言わせたいと闘志を燃やす」

「私もそう思っていました」

「相手の中にあるのは臆病な王なのじゃ。こちらが攻撃すれば全力で反撃してくる。相手がお前の上司なら、それがどういうことかわかるな」

「だから、逃げることだけが解決策なのですね」

「そうじゃ。反撃したいと思うことは予備校の18の娘と同じ心理じゃ。わかるか？」

「なんとかギャフンと言わせたいと思うことは、人生を破壊するのですね」

「そうじゃ。逃げるのじゃ。それが冷静な判断なのじゃ。

よく自分の親や担任や、職場の上司がそういうタイプだから逃げられないという者がおる」

「私もそうです」

「自分の親や担任や、職場の上司から逃げられないという者は、事の重大さがわかっておらんから、そういうことを言うのじゃ。

全力じゃ、全力で逃げるのじゃ。頭を使って知恵を絞れば逃げ道が見えてくるはずじゃ」

「城から逃げる旅人なら、そうするはずですね。

わかりました！」

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