精神工学研究所

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あなたの人生がうまくいかないのは拒食症と同じ?

      2020/12/16

幸せになりたい

人生、幸せになりたいと思いますね。

人生がうまくいかないとも思い、悩むこともありますね。

人生がうまくいかないのは、あなたの行動をあなたが支配できていないせいかもしれません。

その理由がわかれば、人生を好転させる仕組みがわかります。

その前に笑い話でなごんでください。

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車の中で、新米刑事とベテラン刑事が会話していました。

「先輩、人生で初めて整体院いったっす」

「人生初めて?それで」

「腰痛めて病院いったらウォーターベッドみたいなんに寝かされました。 振動で腰を直すやつっす。

振動の強さが三種類あって、 最初に「弱」で始まったんだけど、全然振動が伝わってこない。 看護婦さんに「あの、全然感じないんですけど」って言ったら・・・」

「看護婦さんじゃないけど、ま、いいか!」

「「じゃあ「中」にしときますね。何かあった呼んでください。」って言われて「中」に切り替えて・・ しばらく待ったけど全然振動しなくって ナースコールで看護婦さん呼んだら 「じゃあ、「強」にします。」って」

「ふん、ふん。それで?」

「って言われて「強」に切り替えたのに それでも全然動かなくておかしいなあとか思いつつ ふっと横を見たら・・・!」

「ふっと横を見たら?」

「隣に寝てたよぼよぼの爺さんがガタガタガタガタ猛烈に振動してたんす」

「ははは、ホントかそれ?」

今日も事件は起きなかった。

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講師は自分を「老師」と呼ばせたがった。

風貌も白髭で長髪の仙人風だったから、そう呼ぶにやぶさかではない。

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老師「今日の話「人生を失敗する理由」じゃ」

「ぜひ聴きたいです」

「まずはスポーツで人生を失敗する若者の話じゃ。

鈴木愛というプロゴルファーがいる。二回ほど賞金女王になったほどの選手じゃが、鈴木選手が中学ぐらいの時から父親がずっとゴルフを見ていたのじゃ」

「そういう話はよく聞きます」

「鈴木選手の父親は製材会社を経営していて裕福じゃたのじゃが、それをやめて鈴木選手のゴルフ修行一本にかけたのじゃ」

「すごいですね」

「こういう例は多い。特にゴルフは中年男性が好きなスポーツだし、個人で教えることができるからじゃ」

「なるほど、サッカーや野球ではクラブに入らないと無理ですからね」

「有名な石川遼選手も父親が教えて、競技では父親がキャディーもしていたのじゃ」

「そうなんですか!」

「しかしな、こういう例は成功したからいいのじゃ。実際はこの二人と同じことをしても芽が出なかった選手が大勢いるのじゃ」

「そういう人たちはマスコミが取材しませんからね」

「自分の子供の才能に賭けて、子供の英才教育に血道をあげる親は多いのじゃ。

スポーツ以外でも、大学受験とか、医者にしたいとか、道は違えど心の中は同じじゃな!」

「自分の果たせなかった夢を子供に託すのですね」

「次の文を読めば、それの恐ろしさがわかろうというものじゃ」

**拒食症になった女の子**

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他人の意見を聞かない人は、往々にして独りよがりの思い込みにとらわれているものだが、これは、さまざまな見方や考え方があることを受け入れられないせいである。

※拒食症の原因「他人の意見を聞かない」

その背景には、核家族化の影響があるように思われる。

大家族であれば、お父さんはこう言っているけど、おじいちゃんはああ言っているとか、お母さんはこっちのほうがいいと思っているようだけど、おばあちゃんは反対みたいというふうに、さまざまな見方や考え方があることを自然に学んでいく。

ところが、いまや核家族が大多数を占めており、家族の中にも異なる意見があることを自然に学ぶことが難しくなりつつある。

もちろん、父親と母親の意見が異なることはあるだろうが、ほとんどの家庭において父親の影響力が低下しているので、子供はどうしても母親の見方や考え方だけを取り入れながら育っていく

客観的に見ることができず、自分がやっていることが合理的ではないと気づかないのは、一体なぜなのか?

まず何よりも、現実を否認したいからである。だからこそ、現実から目をそむけたままで気づかない。いや、気づこうとしない。

※現実を否認したいから、現実を見ることができない子供が拒食症になる

拒食症を発症しやすい女の子の典型的なタイプは、「親の夢を満たす完全な子供」「手のかからない良い子」である

多くの場合、親、とくに母親の果たせなかった夢を遅れて実現するために、母親の欲望を満たそうとする。

親が成功感や優越感を抱けるようにすることだけが自分のなすべきことだと信じているかのように、親の言いつけをよく聞いて習い事や勉強を一生懸命やるので、親にとっては自慢の娘であることが多い。

当然、拒食症になるまでは、「何の問題もなかった」とか、「非常に良い子」だったと親が証言することが多いのだが、これは裏返せば子供のほうが感情、とりわけ反抗的な感情を抑圧して、あまり表に出さないようにしていたということでもある。

※「非常に良い子」ては、反抗的な感情を抑圧していただけ

過保護・過干渉な母親から自立したいと願いながらも自立できない葛藤を抱えていたのに、母親に何も言えなかったような場合も少なくないのだが、親の側は子育てに問題があっったことを認めない。

こうした否認は、親の側だけでなく子供の側にも認められる。

完璧主義で頑張り屋の女の子ほど拒食症になりやすいこともあって、ある時期までは勉強、スポーツ、習い事などで承認欲求を満たせている場合が多いのだが、

何らかのきっかけで、それが満たされなくなったとたん、過激なダイエットを始めることがよくある。

※何らかのきっかけで、それが満たされなくなったとき悲劇がスタートする

何らかの挫折体験をきっかけにして、自分が認めてもらえないのではないかという不安にさいなまれたときに拒食症が始まることが多い。

裏返せば、それだけ認められたいという願望が強く、だからこそ何でも完璧にしなければ気がすまない頑張り屋になるのである。

ところが、そこまで頑張っても承認欲求が満たされないという現実に直面すると、やせて認められたいという願望が強まる。

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これは、現実に直面して感じた自分の無力感や絶望感を、ダイエットによって体重をコントロールできるのだという達成感や成就感で補おうとするためだろう。

言いかえれば、承認欲求が満たされない現実から目をそむけたいからこそ、自分は体重をコントロールできるのだという誇りから得られる満足感を求めるわけである。

現実の惨めさから目をそむけたい、そんな現実を否認したいからこそ、自分がやっていることの非合理性に気づかない。

つまり「病識」が欠如しているわけで、防衛的な意味合いもある。

もちろん、他人の意見なんか聞かない。他人の意見を聞くと、自分が見たくない現実を認めることになってしまうからである。

片田 珠美著 他人の意見を聞かない人 (角川新書) より

※「病識」が欠如しているという人は、「病気」

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「つまりこれは、親の操り人形となっている自分が、本当の自分に気づきかけたときに起きる症状だというのですか?」

「そうじゃ。拒食症の場合は「体重」という目に見える分かり易いメーターがあるから、それだけに固執してしまいやすいのじゃ」

「なるほど!承認欲求が満たされない現実から目をそむけたいのに恰好なのですね」

「これが本人が自覚できないもやもやの状態であるときは、リストカットなどの自傷行動になるのじゃ」

「怖ろしいですね」

「じつはのう!援助交際ともいう売春や、早すぎる性体験、セックス依存もこれと同じ原因で起きるのじゃ」

「え?なぜですか」

「つまりこういう子供の心の中にあるのは「親から認められたい」という承認欲求なのじゃ。

親からそれを認められない時は、代償行為になる。つまり自分自身で承認するときは、「体重」という目に見えるものになりがちなのじゃ。

そして親以外の他人から認められたい、承認されたいと思う時は、売春になるのじゃ」

「つまり自分自身の価値をお金で測れるから、ということですね」

「そうなのじゃよ。自分自身の価値を体重減少で測るか、お金で測るかの違いだけで、根本的な欲求はじつは同じなのじゃ」

「一見、違うことに見えても心の奥にあるのは同じものなのですね」

「こういう異常行動や反社会的行動に出た場合は理由が何かあるとわかりやすいが、じつは多かれ少なかれ現代の若者はこういう闇を心に持っておるのじゃ」

「私も思い当たります」

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「今、若者と言ったが実際は今の世の中では40歳を過ぎても「心は若者」の人が多い。

すなわち、社会の大半は心に闇を持っておると見て間違いないじゃろう。

そういう心の闇は、肉体にも影響を及ぼす。例えばアレルギーじゃの。

40年ほど前からアトピーになる子供が急速に増えてきた。他にも猫アレルギーとか、花粉症とか。

ああいうものは昭和の初期まではほとんど見られなかったのじゃ」

「アトピーになる子供や花粉症はどこにでもいます」

「そうじゃろう。

多かれ少なかれ、親の承認欲求を子供が背負わされて現代の子供は生きておる。

親の承認欲求の代理にされておるのじゃな」

「それを解決するにはどうしたらいいのですか?」

「まずは勇気じゃな!

勇気を持って、親と対決することじゃ。じゃが幼い時から親に反抗することを禁じられた子供は、大人になってもそれが難しいのじゃ」

「それが勇気の意味ですか!」

「そうじゃ。

親に反抗することで、自分の本当の境遇を知ることができるのじゃ。

基本はそこからしかないのじゃ。

しかし親は巧妙な罠をしかけておるから、そこが問題なのじゃ」

「巧妙な罠?」

「それが罪悪感なのじゃ。

罪悪感を持たされていたということを自覚しなければならんじゃ」

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「親の愛情だと思っていたのが本当は刑務所だと知る。

そういう勇気なのですね」

「苦しいが、そういうことじゃの」

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