藤井聡太４段の２９連勝がもたらす深刻な問題とは？

あなたは藤井聡太４段の２９連勝を

手放しで喜べますか？

2017年6月26日の9時からのＮＨＫニュースは冒頭から

約30分間もこのニュースを報道しました。

これって正しいのでしょうか？

ＮＨＫという国営みたいな報道機関が、この連勝記録を

大々的に報じたことで将棋の価値が上がりました。

おそらく将棋を指そうとする子供たちが増えることが

予想できます。

将棋と言う競技の持つ裏にも言及しました。

じつはスポーツにも悪影響を与えるニュースだと

思います。

お読みください！

１・将棋とは？

将棋（しょうぎ）は、2人で行うボードゲーム（盤上遊戯）の一種で、

一般に「将棋」というときは特に本項で述べる本将棋（ほんしょうぎ）を指す。

チェスなどと同じく、古代インドのチャトランガが起源と考えられている。

日本の歴史における将棋の位置は、武士救済だった？

将棋（本将棋）は、囲碁とともに、江戸時代に幕府の公認となった。

1612年（慶長17年）に、幕府は将棋指しの加納算砂（本因坊算砂）・大橋宗桂（大橋姓は没後）らに

俸禄を支給することを決定し、やがて彼ら家元は、碁所・将棋所を自称するようになった。

江戸幕府が崩壊すると、将棋三家に俸禄が支給されなくなり、

将棋の家元制も力を失っていった。

家元の三家が途絶えたため、名人位は推薦制へ移行した。

アマチュアの将棋人気は明治に入っても継続しており、日本各地で将棋会などが催され、

風呂屋や理髪店などの人の集まる場所での縁台将棋も盛んに行われていたが、

19世紀末には一握りの高段者を除いて、専業プロとして

将棋で生活していくことはできなくなったといわれている。

２・新聞社の後押し（癒着）

1899年（明治32年）ごろから、萬朝報が新聞としてはじめて紙面に将棋欄を開設し、

他社も追随したため、新聞に将棋の実戦棋譜が掲載されるようになり、

高段者が新聞への掲載を目的に合同するようになった。

1909年（明治42年）に将棋同盟社が結成され、1924年（大正13年）には

関根金次郎十三世名人のもとに将棋三派が合同して東京将棋連盟が結成された。

これが現在の日本将棋連盟の前身で、連盟はこの年を創立の年としている。

※つまり

将棋は、明治に出現した新しいメディア新聞と、癒着することにより発展したと

考えることができます。

新聞社主催で将棋大会が行われ、その結果をまた新聞社どうしが

報道しあうということで「将棋と言うゲームの知名度」が押し上げられたのでした。

しかし今は、新聞売り上げの減少とともに、衰退の一途なのです。

【『レジャー白書』（財団法人社会経済生産性本部）によると、

1年に1回以上将棋を指すいわゆる「将棋人口」は、1985年度の1680万人から、

2005年度840万人、2013年670万人、2015年530万人と漸減傾向が続いている。

将棋人口が減少した上記の期間に、将棋が一般メディアに取り上げられたことは何度かある。

代表的なものでは、羽生善治の七冠達成（1996年）、将棋を題材としたNHK朝の連続テレビ小説

『ふたりっ子』の放送（1996年）、中原誠と林葉直子の不倫報道（1998年）、

瀬川晶司のプロ編入試験（2005年）、名人戦の移管問題（2006年）、

羽生善治の最年少で1000勝（2007年）、将棋電王戦（2012年）、

今泉健司のプロ編入試験（2014年）などである。

しかしいずれも「将棋ブーム」を生むには至らず、取り上げ方によっては

ファン離れを加速するものとなっているものもある】

３・新聞とＮＨＫ

このような歴史的背景が、冒頭のＮＨＫニュース30分間報道の理由です。

ＮＨＫと大新聞は親和性が高く、新聞が長く後援してきた

将棋をＮＨＫも応援しようという腹積もりがあるのでしょう。

もしこれが、例えば最近の競技であるスノーボードなどなら

世界的快挙でもＮＨＫニュース30分間報道はありません。

こういう問題があったのでした。

もう一つ、問題があります。

４・藤井聡太4段の幼少期

藤井 聡太（ふじい そうた、2002年7月19日 – ）は、21世紀生まれで初の将棋棋士。

杉本昌隆門下。棋士番号は307。愛知県瀬戸市出身。名古屋大学教育学部附属中学校在学。

デビュー以来無敗で勝ち続け、歴代連勝記録の単独一位を記録した。

5歳のときに「NEWスタディ将棋」（くもん出版）を使って祖父母から将棋を教わる。

2010年3月に「アマ初段」で東海研修会に入。

2011年に第10回全国小学生倉敷王将戦・低学年の部で優勝。

同年10月にJT将棋日本シリーズ東海大会の低学年の部で優勝。

※私がオリンピックなどを見て驚くのは、今のスポーツ技術の高さです。

それがよくわかるののは、体操競技のようなものだと思います。

現在のオリンピックで金メダル争いをするなら、Ｅ難度の技を複数

競技内容に入れなければなりません。

鉄棒でいうと、回転途中で手を離してまた鉄棒を握る

手放し技です。

こういうスリリングな、素人目には無謀ともいえる技ができないと

そもそもオリンピックの舞台の入り口にも立てないという現状があります。

私が知る昔のオリンピックの体操競技は、もっと穏やかなものでした。

素朴とも言っていい競技内容で、いまなら体操教室の小学生でもできる

レベルだったものです。

それがこの40・50年で急速に進化しました。

あまりに進化しすぎたので、子供のころから

それも幼いうちからその競技を始めていないと、

国内の高いレベルには立てないのが現実です。

卓球の福原愛選手を始め、どの有名選手も幼いころから

その競技を始めています。

藤井聡太4段も例外ではありません。

この結果、多くの人は無意識にこう感じています。

「俺なんか、子供の時から〇〇を始めていないから

絶対に成功できないよな！」って

そしてそれは、正解です。

現在のオリンピックに出ている選手の経歴を見るなら

ほとんどが幼いころからそれをした者ばかりなのですから。

現在のスポーツの問題点は、プロとアマチュアの垣根が

ものすごく高くなっていることです。

高校に入ってその競技を始めた人が大舞台に立てる可能性は

どんどん低くなっていっています。

それはそのスポーツをやろうという動機をどんどん

削いでいるのです。

スポーツは見るものだという人ばかりが増えています。

そしてそれは将棋のようなものにも、広がっています。

その根底には、プロは特別な人種と思うことがあります。

つまり問題点は、これを見る大衆が

「どんなゲームでもちっちゃいころから

始めたやつにはかなわない」と思ってしまうことなのです。

これが大衆の間に、無力感を産む原因になっています。

５・マスコミが後押し

これが顕著なのは日本では、高校野球とプロ野球です。

新聞社が後援して甲子園大会が開催されテレビで報道されます。

そこで活躍した選手は優先的にプロの道が開けます。

プロで活躍すると、何千万・何億円オーダーの年棒が手に入るのです。

そういう夢の生活ができるとマスコミは報道しますが、

大衆はこう思っているのです↓

「どんなゲームでもちっちゃいころから

始めたやつにはかなわない」

だから、もう自分にはチャンスがないと・・・・

これは社会的洗脳です。

将棋のようなものでも、メディアによって社会に悪影響を及ぼす

ような仕組みが出来上がっています。

その競技自体に罪はないのですが、結果的に大衆を洗脳しています。

これを見る大衆が

「どんなゲームでもちっちゃいころから

始めたやつにはかなわない」と思ってしまうことです。

これが大衆の間に、無力感を産む原因になっています。

まとめ

あなたは藤井聡太４段の２９連勝を快挙だと

手放しで喜べますか？

昨夜2017年6月26日の9時からのＮＨＫニュースは冒頭から

約30分間もこのニュースを報道しました。

これって正しいのでしょうか？

ＮＨＫという国営みたいな報道機関が、この連勝記録を

大々的に報じたことが及ぼす影響を書きました。

これにより、大衆に無力感が広がっています。

あなたが将来に希望を持てないとしたら、それはあなたのせいでは

ありません。

メディアによる社会的洗脳のせいです。

あなたが気がつくと、スマホでゲームしているとしたら、

せめてゲームぐらいでは勝者になれるかも？と思っているからかも知れません。

あなたにもゲームなら、勝者になれる可能性はあります。

だってゲームなら幼いころからしているでしょう？

ゲームばかりしていると、現実生活で本当の敵と戦う勇気が

無くなっていきます。

あなたは勇気の出ない人になっていきます。

これが社会的洗脳です。

なぜ自分に自信が持てないかというと、

幼少期に親からの励ましがなかったことが

原因になったことが多いものです。

幼少期に母親との葛藤を経験した人には、

心の奥に孤独があります。

それは死への甘い誘いでもあるのです。

なぜか？

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言うと、

それは「当てつけ」なのです。

愛してくれなかった（と感じる）親に対して

「愛してくれなかったから死んでやる」と当てつけの気持ちです。

「死なせなくなかったら愛してよ！」という心の叫びが

なぜ自殺したいと思ってしまうかと言う

本当の気持ちです。

自殺願望はあなたの中の欲望です。

それはあなたの中の動物の本能です。

人間の中にも動物の本能があって、それが人生の大事な場面

ひとつひとつであなたの人生を決めていたのです。

こういうことを知らずに人生を過ごす人は、大変な

損をしています。

今この瞬間から損する人生とさよならをして

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筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

ヴィパッサナー瞑想はほとんど知らなかったが、本を一冊読んで「自分が行っていたのはじつはヴィパッサナー瞑想だった」と気がつく。

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。

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