吉野式記憶術の信憑性はどうなのか？/記憶術を会得できる奥義公開

吉野式記憶術の信憑性は

吉野氏の「優しく覚えるための工夫」にあります。

この記事を読まないと、あなたが記憶術を使いこなすことはできません。

記憶術の先生も知らないことを書いています。

この記事であなたがわかること（目次）

1.吉野式記憶術の信憑性　記憶術使いこなす方法

2.吉野式記憶術の信憑性　使いこなすためには練習記憶

3.吉野式記憶術の信憑性　記憶術の奥義

私が書いています。

・長年の瞑想で自分の脳がどう動いているかわかる

・しかもリアルタイムでわかるようになった

・それを使って記憶術のウソほんとを書いている

1.吉野式記憶術の信憑性　記憶術使いこなす方法

自転車に乗れるようになる「技術」も記憶なのです。

こういう記憶を「手続き記憶」と言います。

しかし練習記憶と呼んだ方が、どういうものかわかりやすいと思います。

記憶は上の図のように、4種類あって上から「エピソード記憶」「意味記憶」「プライミング記憶」「手続き記憶（練習記憶）」です。

これらのうち「エピソード記憶」だけが顕在意識の記憶で、他の記憶は潜在意識にあります。

つまり「エピソード記憶」だけが、自分の意思で思い出せる記憶なのです。

そして「エピソード記憶」はその名の通り、自分が行ったことの記憶です。

例えば「何でもいいから思い出して」と言われて思い出すのは、自分が行ったことの記憶のはずです。

釣りが好きな人なら、最近大きな魚を釣ったという自分が行ったことを思い出すでしょう。

生きている化石釣った

「意味記憶」とは本で得た情報などの記憶を言うので、自分が行ったこととは違いきっかけがないと思い出せません。

英語の先生に「リメンバーの意味は？」と問われることで、「思い出す」という意味を思い出します。

つまり、「リメンバーの意味は？」と問われることが、思い出すきっかけになるのです。

これが潜在意識にある記憶という意味です。

そして「手続き記憶（練習記憶）」は意味記憶より強力で、なかなか忘れません。

あなたが最近自転車に乗っていないとしても、いざ自転車にまたがれば乗れると思います。

このように昔訓練したことは、忘れていないのです。

いわゆる「身体が覚えている」という状態で、水泳のやり方なども同じです。

「手続き記憶（練習記憶）」は忘れない

2.吉野式記憶術の信憑性　使いこなすためには練習記憶

英語の先生に「リメンバーの意味は？」と問われることで、「思い出す」という意味を思い出しますと言いましたが、それとは別の場合があります。

その直前にリメンバーの意味を英語の授業で習っていたとしたら、それは経験なので「エピソード記憶」になります。

同時にそれは本で得た知識に近いので「意味記憶」でもあります。

リメンバーの意味が「エピソード記憶」に入っている時は、自分の意思で思い出すことができるのです。

しかしそのような記憶はすぐに薄れて消えてしまいます。

「エピソード記憶」は自分の意思で思い出すことができますが、消えやすい欠点があります。

それに対し、英語ペラペラの人はリメンバーの意味が「意味記憶」にも入っているし、「手続き記憶（練習記憶）」にも入っている人なのです。

英語ペラペラの人は自転車に乗れる人と同じ記憶の構造

英単語の意味が「意味記憶」にしか入っていない人は、日本人に多いですがそういう人は知っているだけで、使いこなすことはできません。

ちょうど自転車の乗り方を本で読んだだけのような人です。

自転車の乗り方を本で読んだだけでは、自転車に乗れるようにはなりません。

自転車に乗れるようにはなるには、自転車に乗る練習をすることです。

つまり「手続き記憶（練習記憶）」に自転車の乗り方が入っている人が、自転車に乗れる人です。

同様に、英単語が「手続き記憶（練習記憶）」にも入っている人が英語を使いこなせる人です。

記憶術を学ぼうとする人は、英単語などを「意味記憶」に入れようと考えますが、そういう人には（練習記憶）という考え方がありません。

だから記憶術だけを使っても、英語ペラペラの人にはなれないのです。

自転車に乗れるようになるのと同じで、外人と英会話を数多くしないと、英語ペラペラの人にはなれません。

英語が「手続き記憶（練習記憶）」にも入っている人が英語を使いこなせる人です。

じつは吉野式記憶術にも、同じことが言えます。

子供でも英語は喋れる

3.吉野式記憶術の信憑性　記憶術の奥義

吉野式記憶術の奥義です。

それは「記憶術という技術」も、自転車に乗れるようになるのと同じやり方で、使いこなせるようになるということです。

「記憶術という技術」も、エピソード記憶や意味記憶のレベルで使っているうちは、本物ではないということです。

自転車に乗れるようになれるのと同じで、10年ぶりに自転車にまたがってもそれに乗る技術が自然と頭の中に出てきて、自然に体が動くレベルが使いこなすという感じです。

自転車の乗ることや水泳は、体の筋肉を動かすことですが、記憶術のように筋肉を使わず神経回路だけの動きであっても、「手続き記憶（練習記憶）」に入るのです。

そもそも英語を喋るというのは、喉や口の筋肉を使うことであって、それは自転車に乗ることや水泳と同じです。

そして自転車に乗ることや水泳ができるようになるには、練習が必要です。

つまり「手続き記憶（練習記憶）」に入ることができれば、無意識に体が動くように使いこなすことができるのです。

英単語を覚えて使いこなすのも（練習記憶）に入っていればできます。

同様に、記憶術という方法そのものも（練習記憶）に入るまで使いこなす必要があります。

そして自転車の練習と同じく、使いこなすまでは地道な繰り返しが必要です。

地道な繰り返しだけが、無意識に体が動くように使いこなすまで上達する道です。

「手続き記憶（練習記憶）」に入るコツです。

「記憶術という方法」を記憶する

吉野式記憶術の信憑性　まとめ

1.吉野式記憶術の信憑性　記憶術使いこなす方法

記憶は「エピソード記憶」「意味記憶」「プライミング記憶」「手続き記憶（練習記憶）」の4種類

下へ行くほど強力な記憶になる

2.吉野式記憶術の信憑性　使いこなすためには練習記憶

最も強力な記憶は「手続き記憶（練習記憶）」である

これに入ると自転車に乗る技術のように何十年経っても忘れない

英語を無意識にしゃべれるようになるには、ここに入れないとできない

3.吉野式記憶術の信憑性　記憶術の奥義

「記憶術というやり方」さえも「手続き記憶（練習記憶）」に入れないと習得できない

「手続き記憶（練習記憶）」に入ると、記憶術を使おうという意識なしに、無意識に使っているレベルになる

そうなったときが、使いこなしているレベル

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精神工学研究所　山西　茂

筆者について

長く建設会社に勤めながら瞑想行や神秘業を、科学的に研究する。

建設会社をリストラされたのを機に、中小建設業生き残り研究会を立ち上げ、建設会社の新規事業開発やマーケティングを研究する。

しかし、中小建設業生き残り研究会のＤＶＤの売れ行きに悩み、瞑想中の啓示により変性意識開発のＤＶＤを製作・販売する。

ネット事業に活路を見出し、瞑想による願望実現のホントとウソの研究にシフトしていく。

宗教色を排した、科学的瞑想の研究を勧める。

25年以上の瞑想の結果、自分の脳がどういう機構で動いているのかをリアルタイムで観察できる技術を身に着ける

それを使って記憶術などを分析、これまでの記憶術講師が知らないことを発見した。

脳科学の研究を40年、書籍代は1237万円を超えた

四国の山中に在住、時々東京や大阪でセミナーを開催。