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映画進撃の巨人がイケていないのは左派のせいだった

      2021/11/06

左派的な思想

故津川雅彦氏が「日本の映画に出るには政治的に左派でないといけない」と暴露したことがあります。

言われてみると、左派的な思想がそこここに出ている映画が多い気がしますね。

津川雅彦氏は対談番組で、次のように発言しています。

「なぜ左翼が多いとだめかというと、芸術映画を撮りたがるんです。」

1・新劇の巨人

進撃の巨人ではなく、新劇の巨人になってしまったお話しです。

進撃の巨人は皆様ご存知だと思いますが、大ヒットした諫山創先生の漫画です。

この漫画の大ヒットを受けて映画化されるとき、諫山創先生はプロデューサーに対し「好きなように改変してよい」と言ったそうです。

その結果、原作漫画では馬に乗って移動するような文明レベルだったのが、映画ではジープが登場するぐらいに進歩した社会背景になりました。

なぜなら馬が多数登場すると予算がかかるからです。

そして進撃の巨人で有名なのは、「立体機動装置」です。

これは対巨人兵器として開発されたもので、兵士がワイヤーで空中に吊られながら刀で巨人の弱点部を攻撃する兵器です。

映画でも、「立体機動装置」が登場しましたが、これが不評でした。

日本の映画の技術レベルでは「立体機動装置」のようなスリリングなアクションを上手く描くことができないのです。

だから、諫山創先生が「好きなように改変してよい」と言ったのであれば、すっぱりやめてしまえばよかったという意見がありました。

それは岡田斗司夫氏の意見でしたが、そもそも「馬がいるような社会だから立体機動装置のような兵器が登場した」と説明しています。

つまりジープが存在する進歩した社会では「立体機動装置」は造られないというのです。

そういう文明社会では機関銃やバズーカ砲がすでにあるだろうから、「立体機動装置」で戦う方が不自然だというのです。

これが日本映画の欠点です。

馬が登場すると予算的に大変だから原作者の許可をもらって、馬をジープに変えました、という論理だと思います。

ところが映画が現実的なフィクションを目指すなら、映画に登場するあらゆるものの整合性を考えなければなりません。

それが予算との兼ね合いでジープにしただけで、進撃の巨人に「立体機動装置」は外せないよねと安易に考えてしまうのが日本映画の欠陥です。

2・全体整合性

最初に「日本の映画の欠点は左派思想に毒されているから」という説明をしました。

これと映画・進撃の巨人とどういう関係があるのか?とお思いかもしれません。

左翼思想を持つ人は個別の事柄にこだわって、「全体を見る」という姿勢がないのです。

その結果、馬がいるような社会だから「立体機動装置」のような兵器が登場したとか、そういう全体的な整合性は顧みられないのです。

進撃の巨人の舞台はヨーロッパ大陸のような土地で、人々は巨人の襲来に備えて巨大な城壁で都市を封鎖しています。

そういう舞台であっても馬を乗り物にするなら、草を食べさせたら馬は生きられるので納得できます。

しかしジープを走らせるにはガソリンや軽油が必要ですが、それはどこから手に入れているのでしょうか?

よく考えるとおかしいのです。

こういう技術的なインフラとそれを支える技術の整合性を考えたとき、やっぱりこの社会では「立体機動装置」はあり得ないという結論に達するべきです。

そうでないと、現在の日本において警察官が日本刀だけで武装しているような不自然なものになるでしょう。

現在の日本で警察官が日本刀だけで武装しているのあり得ないことですが、それと同じことを平然と見せてしまうのは、観客を侮辱していることになります。

「こういう不自然さがあってもお前らにはわからんだろ?」という侮辱です。

それが侮辱だと感じられない製作者というのは、無能なのです。

その無能さの原因は、全体を俯瞰してみることのできない左派的な知能と同根だと思います。

宮崎アニメでは膨大な裏設定があって、描かれない部分との整合性がきめ細やかに設計されていると聞いています。

だから宮崎アニメは海外でも通用するのではないでしょうか?

3・朝日新聞

先日の朝日新聞の衆議院選挙事前予測がいちばん正確だったと評判になっています。

朝日新聞の予測では、「自民は、政権を奪還した2012年の衆院選以降、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261議席)を確保してきた。

接戦となっている74の選挙区の勝敗次第では、今回もこれを獲得できる。」と記しています。

左派勢力の代表とされる朝日新聞ですが、その朝日が自民党の勝利を予測したということで驚きがありました。

しかしこの記事には裏がありました。

それはこれが発表されたのが、選挙の一週間も前だったことです。

「自民有利」を謳って、与党を油断させ、野党支持者の奮起と投票行動を促す目的でフェイクニュースを流したのではないだろうかという憶測が流れています。

その証拠は、自分の予測が的中したことを誇る記事はなくて、野党が惨敗したことを悔しがる記事ばかりが選挙後に踊ったことにあります。

ここでも左派特有の、全体を俯瞰してみることのできない独善的な知能が見えます。

左派は、個別の情報や判断には正確性があるので、一件知性が高そうに見えます。

しかし全体情報を集めてみると、どうもちぐはぐ感が目立ってしまうのです。

描かれない部分との整合性がきめ細やかに設計されているみたいな芸当ができないのです。

朝日新聞がそうであり、日本の映画界がそうなのです。

まとめ

・予算がないから馬じゃなくジープにしたけど、同じ日本人ならわかってよね

・自民党が勝つのが気にいらないから、ウソの選挙予測記事書いたけど許されるよね

こういう甘えの構造が透けて見えます。

ところが今はネットがありますから、誰でも裏の情報を知ることができるようになっています。

新聞は正しい情報を掲載してこそ存在価値があるのですが、全体を俯瞰してみることのできない左派的な知能ではそれを理解できないのです。


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