テレビの選挙結果予想全滅!その原因は?
2021/11/06
事前のテレビ予想
事前のテレビ予想は、与党は減
左派野党は躍進というものでした。
私もそれを信じた記事を書いています。
しかし結果は自民党の議席減少はわずかであり、野党共闘は失敗に終わりました。
1・テレビの予想と現実
・10月31日午後8時段階での各局は、自民党苦戦を予想。
・中でもフジテレビは自民を230議席と31議席も低く予想。
・日本テレビも238、TBSも239、テレビ東京も240と予想。
・NHKは212~253議席。最大の予想でも届かなかった。
・改選前110議席から14議席減らし、惨敗となった立民。NHKは99~141で「議席増」と報じた。
特にNHKは潤沢な予算があるので、民放とはけた違いの調査方法を実施しているのですが、このありさまでした。
なぜでしょうか?
そこには時代の変化に追いつけないテレビ局の事情があったのです。
2・NHKのやり方
NHKの予想のやり方は、電話と出口調査です。
全国に張り巡らしたNHKの調査網で、以前は抜群の的中率を誇ってきました。
しかし今回は、212~253議席と予想しました。中間をとると、238になります。
実際の自民党当選者は259(後で二人追加公認)ですので21議席も間違っています。
21議席も違うと国会運営でまるで違ってきますから、この予測のハズレは重大です。
民放と違い、NHKは視聴料で運営されているのですから
じつは今回の電話調査では、びっくりすることが発生したようです。
びっくりすることとは?
それは、NHKの電話調査に対して回答者が「ウソをついた」ということです。
実際にネット動画で見たのですが、NHKの電話調査(アンケート)がかかってきた人が、本当は自民党に入れたのに立民に入れたとウソをついたというのです。
私は複数のそういう人を見ましたから、実際にそういう事例は多かったのではないかと思います。
これはこれまでの電話調査ではあり得なかったことだと思います。
なぜ、電話調査に対して回答者が「ウソをついた」のでしょうか?
それはNHKに対する信頼が、これまでになく揺らいでいるということだと思って間違いありません。
もし非常に信頼しているのであれば、アンケートに対してウソをつくことはないからです。
3・コロナがもたらした時代の変化
『コロナ・スマホ現象』
新型コロナパンデミックの影響で、人々は戸外に出られなくなり自宅にこもる生活を余儀なくされました。
一方でレジャーに使っていたお金が余るようになったと考えられます。
その結果、これまでガラケーだった人もスマホに乗り換えるようになりました。
スマホに乗り換えるお金があるからです。
私の知っている前期高齢者の人も、相次いでスマホデビューしています。
そして家にこもって、スマホでSNSやネットを見るようになったと考えて間違いありません。
これが、『コロナ・スマホ現象』です。
その結果、テレビ新聞の情報とネットやSNSでの情報の食い違いの多さに気づく人が増えたのです。
そして高齢であるほど暇で政治好きな人が多いですから、どちらの情報が正確なのかと考えたはずです。
これまでは、左派勢力を応援する傾向の強い人は70前後の高齢者であると言われていました。
特にテレビや新聞は、これを固く信じています。
しかし、『コロナ・スマホ現象』のせいで実際は、ネットでの情報により変質した高齢者が多かったのです。
自民党のやり方に憤慨しているが、どの政党に入れたらいいかわからないという意見をよく見かけました。
以前であれば、こういう時自動的に野党(立憲民主党)をチョイスするものでしたが、今は違います。
立憲民主党の実態をネットから知ってしまった高齢者が多かったのです。
そこで選ばれたのが、右派野党である日本維新の会だったと考えるとつじつまが合います。
まとめ
『コロナ・スマホ現象』
前期高齢者の人が、相次いでスマホデビューしています。
その結果、テレビ新聞の情報とネットやSNSでの情報の食い違いの多さに気づく人が増えたのです。
そして高齢であるほど暇で政治好きな人が多いですから、どちらの情報が正確なのかと考えたはずです。
YouTube動画には政治関連の情報が山のようにありますので、過去の野党の行動も洗いざらいわかります。
だから今回の選挙では、批判しかしない政党には投票しないという有権者が増えたのでしょう。
それが自民党の大物議員の失墜になり、野党の有力政治家、例えば辻元清美氏の落選の原因になったと思われます。
つまり今回の選挙でハッキリしたのは、ネットにテレビが負けたということです。
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