文章を暗記できる記憶術長い文章でも楽勝！暗記が劇的に楽になるコツとは?

2021/03/25 2021/04/21

長文を暗記できる記憶術？

これまでの記憶術では、長文暗記はほぼ不可能でした。

今回、ＩＴ技術の情報圧縮技術を記憶術に応用して長文暗記出来る方法を説明しています。

この方法で本当に長文暗記ができてしまいます。

しかも簡単で、誰でも理解できます。

長文を暗記できる記憶術目次

1.長文を暗記できる記憶術基本のやり方

2.長文を暗記できる記憶術の説明

3.長文を暗記できる記憶術の実例

私が書いています

・長年の瞑想修行により自分の脳がどういう働き方をしているかリアルタイムで分かるようになった

・自分の脳がどういう働き方をしているかわかるので新しい記憶術が創れる

1.長文を暗記できる記憶術基本のやり方

ジェイペグと言う画像圧縮技術がIT技術にはあります。

おもに写真の保存に使われますが、写真そのままだと容量が大きいので、容量を小さくする技術が開発されました。

その方式でもっとも使われているのが、ジェイペグです。

ジェイペグのやり方はとても簡単で、「使わないデータ」は捨てる、というやり方です。

これを長文暗記の記憶術の応用しました。

そうは言っても文章で「使わないデータ」なんかあるの？と疑問に思うでしょう。

結論から言いましょう。

「固有名詞」だけ覚えることです。

固有名詞だけ覚えて見ると、意外にどういう内容であったか思い出すことができます。

それでも難しいと感じたときは、これに「一般名詞」を付け加えると内容を記憶することができるのです。

次の文章をお読みください。

1・レディー・ガガが東京ドームで4月11日にコンサートを行った。

2・アリアナ・グランデが東京ドームで8月11日にコンサートを行う。

これらの文を覚えようとする時、「レディー・ガガが東京ドームで」の「が」や「で」は覚える必要があるでしょうか？

あなたは日本語の文法を無意識に使いこなすまでに知っていますから、じつは「が」や「で」は覚える必要はありません。

ですから情報圧縮技術では、「が」や「で」は覚える必要はないとして捨ててもいいデータになります。

結局、このような文章における、どうしても覚えなければならないものは、「固有名詞」なのです。

固有名詞がないとその文章のもっとも肝心な部分が抜けます。

例えば

****が東京ドームで8月11日にコンサートを行う。

いかがでしょうか？

****が、レディー・ガガか、アリアナ・グランデかがで、行きたい人は決まりますね。

そして「コンサートを行った。」と「コンサートを行う。」も、今が例えば5月だとしたら文末が過去形なのか、未来形なのかは自動的にわかります。

しかもレディー・ガガやアリアナ・グランデが「東京ドームで」と何かすると言ったら、まさか野球をするとは思わないでしょう。

ですから1の文章で大切な覚えるべきものは、「レディー・ガガ」「東京ドーム」「4月11日」になります。

2の文章では、「アリアナ・グランデ」「東京ドーム」「8月11日」です。

これが情報圧縮技術です。

むずかしくありません。

2.長文を暗記できる記憶術の説明

絵を書くとき、最初から細かい部分を書いてしまうのは、絵が下手な人の特徴です。

絵が上手な人は、大まかな部分から書いていきます。

美術的な絵の書き方を学んだ人は、骨組みから人体を考え、それに筋肉を足していく書き方をします。

じつは文章の構造も同じです。

文章を暗記することは、基本的にはできません。

情報量が大きすぎるからです。

しかし骨組み、つまりあらすじは記憶できます。

あらすじに徐々に筋肉となる部分を付け加えることで、結果的に文章を丸ごと覚えることができるのです。

これが情報圧縮技術を使った長文を暗記できる記憶術です。

長文を暗記できる記憶術骨組み

・桃太郎は鬼ヶ島で鬼退治をした

これをもう少し骨組みを詳細にします。

1・桃太郎が旅立つまで

2・桃太郎の旅の話

3・鬼ヶ島で鬼退治

これに肉付けします。

1・桃太郎が旅立つまで

1-1川上から桃がどんぶらこと

1-2桃を見ると中から男の子が、桃太郎と命名

1-3すくすく育ちやさしい立派な少年に

1-4都で鬼が悪さをしていると聞き鬼退治の決心

2・桃太郎の旅の話

2-1おばあさんからキビ団子をもらって出発

2-2犬を家来に

2-3猿を家来に

2-4キジを家来に

3・鬼ヶ島で鬼退治

3-1浜辺に着いたので、舟を調達

3-2鬼ヶ島に到着

3-3鬼退治

3-4家来の活躍

3-5鬼の対象をやっつける

3-6宝物を持って帰還

いかがでしょうか？

こういう風に分割すると、長い文章でも肝心の部分は覚えることが出来ると思います。

これが、ジェイペグ長文記憶術です。

あなたは日本語の文法を無意識に使いこなすまでに知っていますから、じつは「が」や「で」は覚える必要はありません。

ですから情報圧縮技術では、「が」や「で」は覚える必要はないとして捨ててもいいデータになります。

だから骨組みと肉付きさえ知っていれば、あとはあなたの日本語能力が文章にしてくれます。

そうは言ってもゼロから文章を創るのではなく、あなたが知っていることを文章に再現するわけですから難しくはないと思います。

ですからこれでほぼ文章丸ごと記憶することができます。

第一章にも書いたように、記憶すべきは「固有名詞」です。

3.長文を暗記できる記憶術の実例

「液晶」「プラズマ」の二つのキーワードから連想するものはなんでしょうか？

多くの人は「薄型テレビ」を思い起こすはずです。

ですから、「液晶」「プラズマ」のことが書いてある文章は、「薄型テレビ」がメインテーマだと予想できます。

このように知っている情報を活用することで、結果的に文章を暗記したのと同じ効果を出すことができます。

しかしこれができるには、その議題についてある程度の知識を知っていることが必要です。

日本国内では2000年代の薄型テレビの主流は「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」であった。

これらは表示原理が全く異なり、液晶テレビは数インチの小画面から最大108インチほどの大画面までであり、

プラズマテレビは32から150インチの大画面のものだけが製品となっていた。

初期にはプラズマテレビには液晶より優れている点があったものの、液晶の低価格化・技術向上・大画面化に伴い

プラズマテレビの衰退が進み、2014年までに全メーカーが撤退した。

プラズマテレビと入れ替わるように有機ELテレビが登場し、2010年代には「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」の争いが始まった。

この他米州大陸を中心に、リアプロジェクションテレビのような投影型の大型テレビもある程度人気があり、

販売されているが、世界的に見れば少数派である。

・薄型テレビの歴史

1・薄型テレビの主流は「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」

2・薄型テレビのサイズ

3・薄型テレビの盛衰

4・欧州での流行

肉付け

1・薄型テレビの主流は「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」

1-1　2000年代の主流は「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」

2・薄型テレビのサイズ

2-1「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」表示原理が全く異なる

2-2　液晶テレビは数インチの小画面から最大108インチほどの大画面まで

2-3　プラズマテレビは32から150インチの大画面

3・薄型テレビの盛衰

3-1プラズマテレビには液晶より優れている点があったが

3-2液晶の低価格化・技術向上・大画面化に伴い

プラズマテレビの衰退、2014年までに全メーカーが撤退

3-3　その後有機ELテレビが登場

2010年代には「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」の争いが始まった。

4・米州での流行

4-1　米州大陸ではリアプロジェクションテレビの大型テレビもある程度人気がある

4-2　世界的に見れば少数派である

これのキーワードである固有名詞だけを抜き出します。

1・薄型テレビ　液晶　プラズマ

1-1　2000年代

2・サイズ

2-1　表示原理

2-2　液晶　小画面　最大108インチ

2-3　プラズマ　32から150インチ

3・盛衰

3-1　プラズマ　優れている点

3-2　液晶の低価格化・技術向上・大画面化

プラズマ　2014年　撤退

3-3　有機ELテレビ

2010年代　液晶テレビ　有機ELテレビ　争い

4・米州

4-1　米州　リアプロジェクションテレビ　人気

4-2　世界的　少数派

このようなキーワードをノートに書いて覚えます。

覚えられないものは、従来の記憶術を使えば記憶できます。

最後に記憶術のリンクを貼っておきます。

記憶術に魔法を期待する人

長文を暗記できる記憶術と聴いて、シェークスピアの文章をまるまる暗記できるかのように想像する人がいます。

しかし、そのためにシェークスピアについてある程度知っていることが必要だとは思わない人が多いです。

これは記憶術に対する過度の期待です。

文学について何の興味もなく、知識もない人が、シェークスピアの文章をまるまる暗記できるかというと、それは無理に近いでしょう。

もしそういうことが出来るのなら、それはオウムや九官鳥が人間の言葉の真似をしているようなものです。

そういう場合、意味のある文章でも意味のない文字列でも、同じように覚えることができることになるでしょう。

オウムや九官鳥にとって、人間の言葉は意味のない音列と同じだと思われます。

だからシェークスピアについてぜんぜん知らない人が、シェークスピアの文章をまるまる暗記できるのであれば次のことができるはずです。

キーボードをランダムに打った意味のない文字列を、数百ページ分丸ごと暗記できるはずです。

しかし人間の頭はそういう風に記憶するように出来ていません。

それに近いのは仏教のお経を覚えることですが、長い修業期間無しで覚えられるものではありません。

記憶術選手権大会では、無意味な数列を何千桁記憶できるか競う競技があります。

円周率を記憶するようなものですね。

それを応用すれば、シェークスピアについてぜんぜん知らない人が、シェークスピアの文章をまるまる暗記できるでしょう。

そういう場合、意味のある文章でも意味のない文字列でも、同じように覚えることができることになるでしょう。

しかし無意味な数列を何千桁記憶できるか競う競技でも、競技者はわざわざ無意味な数列を意味のある言葉に置き換える作業をしているのです。

そうしなければ、人間の脳は長い文字列や数列を記憶できないのです。

だったらシェークスピアの文章を違うものを変換すれば記憶できることになります。

しかしシェークスピアの文章はもともと意味を持つ文章ですから、それをわざわざ意味のない文字列であるかのように扱うことは馬鹿げたことです。

記憶術の技法にハマり過ぎた人は、こういう間違いをすることが多いです。

長文を暗記できる記憶術と聴いて、シェークスピアの文章をまるまる暗記できるかのように想像する人がいます。

それはオウムや九官鳥が人間の言葉の真似をしているように暗記術が使えると誤解しています。

長文を暗記できる記憶術まとめ

1.長文を暗記できる記憶術基本のやり方

文章で最優先で覚えるべきものは、固有名詞

「レディー・ガガ」「東京ドーム」「4月11日」

「アリアナ・グランデ」「東京ドーム」「88月11日」

2.長文を暗記できる記憶術の説明

長文を暗記できる記憶術骨組み

・桃太郎は鬼ヶ島で鬼退治をした

もう少し骨組みを詳細にする

1・桃太郎が旅立つまで

2・桃太郎の旅の話

3・鬼ヶ島で鬼退治

これに肉付けすると記憶できる

3.長文を暗記できる記憶術の実例