なぜ苫米地理論では成功できないのか?
この記事を読むと
あなたが「これはいい!」と思った成功法則が、じつは役に立たなかったことの理由がわかります。
「本当に成功できる」とはどういうことなのか?が、わかります。
上記の例として、あるいは引き合いに苫米地英人博士の教材・理論を出しますのでご了解ください。
1・博士の経歴はすごいです
カーネギーメロン大学の修士課程とかオウム真理教の洗脳を解いたとか
フェラーリを2台所有とかあこがれちゃいますね!
以下ウイキペディアより
「苫米地 英人(とまべち ひでと、1959年9月7日 – )は、日本の認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)。
カーネギーメロン大学計算言語学博士(Ph.D. in Computational Linguistics)。
世界の戦争と差別をなくすのがゴールと語る。サインは一念三千。脱洗脳をテーマに活動している」
「変性意識を使うこと」で博士のような夢の生活がエンジョイできると言われると、ついつい乗っちゃいます。
特筆すべきなのは博士のセミナーやDVDがバカ高いということです。
もしこれが無名の人であったなら
(無名だったら高額なものは売れないでしょうが)裁判沙汰になるだろうと感じます。
なぜ、「苫米地式は売れるのか?」それは購入者に答えがあります。
2・高くても売れる秘密
話を短くするために結論から言うと、購入者は「魔法」が欲しいのです。
現代にあって「魔法」などというと非常に胡散臭いのですが、それが「脳科学」「認知科学」という衣をまとっていると信じたくなります。
なぜそういう人が多いのか?
苫米地博士に問題があるのではなく、それを求める人の心に問題があるのです。
「魔法」が欲しいのです
なぜ魔法を求めるかと言うと「自分に自信がないから」です。
「自分に自信が無い人」は自然に勇気がない人になります。
その勇気のなさを解消するには生半可なものではできないと思いこんでいるからこそ、高額なものに頼りたいのです。
自分のヘタレぶりをお金で表現するとすると「少なくとも10万円は下るまい!」と感じている人は、
10万円のDVDでないと自分は治らないと感じています。
自分の才能のなさをお金で表現すると「少なくとも200万円は下るまい!」と感じている人は、
230万円のセミナーでないと自分はモノにならないと感じています。
問題は外部にはありません。
責任は苫米地博士にはありません。
再度言います!
問題は外部にはありません。
だから何を買っても変わることができなかったのです。
3・苫米地に対するコメント
「苫米地さんは著作など面白いのですが、どこか「誘導されてる感」があるんですよね。
で、サルの遺伝子の仕業かも知りませんが、
大衆は誘導されたがってます。
苫米地さんはそこらあたりを熟知して旨いビジネスをしてると思ったりしてます」
情報商材の宣伝ページを読むとよくあるパターンが見えてきます。
それは
「私の昔は皆さんと同じヘタレでした
でも、このやり方を開発してから
今では見違えるような生活ができるようになりました
(だから、皆さんもこのやり方で私のように成功できます)」
というパターンです。
最後のカッコ内はほのめかすように書くのが
コツですね!
ところが苫米地博士は自ら「お前らとは違う!」と断言しています。
ここが普通とは違うところです。
アメリカの有名大学を出た天才だと言っています。
それなので
「私の昔は皆さんと同じヘタレでした」という
やり方は使えません。
そうなると使うのは「上から目線戦略」になります。
「私が下々の者に有難いお話しを聴かせてやる」という感じになります。
感想の中にある「誘導されてる感」とはここから来ているのだと思いますね。
それでもすごいこと平気で言うところがあっけにとられるほどです。
高額セミナーでは変われない人たち
まとめ
例えば苫米地博士は「自分は本当に人の心が読める」と明言されています。
これを聴くインタビュアーがぜんぜん突っ込めないのですが、映画や小説でじつはこういうシーンはよくあることに気がつきます。
映画や小説ではよくあるのが、偉い先生に遠慮して、あるいは圧倒されてしまって、後からよく考えるとおかしいことだらけだ!と気が付く場面です。
映画や小説を見たり読んだりするときは「お前、ここはツッコムところだろ!」
みたいに批判的に思うことが出来ますが、実際にそういう場面に遭遇すると人は何もできないことがわかります。
だから「名探偵コナン」がロングセラーになっているのでしょう。
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