精神工学研究所

がんばっている人へ、がんばりたい人へ

*

騙される人の特徴、これがわかるともうだまされません

   

ネットや週刊誌で時々見かける

のが「心理テスト」です。

ついつい見てしまう心理テスト。

しかしあれって本当はどこまで信用できるか?考えたことがありますか。

自分の性格のことだったりするから心理テストを見てしまいますが、本当は騙しのテクニックだとしたら見過ごせません。

 

1・よくあるタイプの「心理テスト」

 

「何に見える?」あなたの“いじられキャラ度”がわかる心理テスト

というのがあります。

ある図形を見て、それが何に見えるかであなたの〇〇がわかるというものです。

この「“いじられキャラ度”がわかる」という場合の図形は、上が円弧上で下が水平な図形で色は薄茶です。

それと同じものが下側にもありますが、下のものは下側が円弧上で上が水平線です。

色は同じく薄い茶色。

それらが少しだけ離れて上下にあって、その間に黄色い横長いものが挟まっています。

言葉にするとわかりにくいのですが、アレです。

アレが何か?想像してください。

このテストの質問は、この図形が次の三つのうちのどれに見えるかといういうものでした。

1.ハンバーガー

2.糸巻

3.ベルトのバックル

4.大文字のI

そしてハンバーガーに見えた人のいじられキャラ度は90%でした。

1.ハンバーガーに見えた人は「いじられキャラ度90%

2.糸巻きに見えた人は「いじられキャラ度60%」

3.ベルトのバックルに見えた人は「いじられキャラ度40%」

4.アルファベットの「I」に見えた人は「いじられキャラ度10%」

このテストを造った人は、公認心理師、臨床心理士だそうです。

しかしこのテストは、大きな問題があります。

 

2・本当にあてになるのか?

 

今時「糸巻」なんて思い浮かべる人がいるでしょうか?

あなたの人生で、ハンバーガーと糸巻と、どちらが見る機会が多かったですか?

圧倒的にハンバーガーだと思います。

この図形ですがどこからどうみても、「ハンバーガーにしか見えない」のです。

当然このテストを受けた人のほとんどは、いじられキャラ度90%の人ばかりになると思います。

こういう「心理テスト」がまかり通っているのは問題があると思います。

※バーナム効果(ウイキペディアより)

バーナム効果(バーナムこうか、英: Barnum effect)とは、星座占いなど個人の性格を診断するかのような準備行動が伴うことで、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分、もしくは自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象。

バーナム効果の文章一例

・あなたは他人から好かれたい、賞賛してほしいと思っており、それにかかわらず自己を批判する傾向にあります。

・また、あなたは弱みを持っているときでも、それを普段は克服することができます。

・あなたは使われず生かしきれていない才能をかなり持っています。

・外見的には規律正しく自制的ですが、内心ではくよくよしたり不安になる傾向があります。

・正しい判断や正しい行動をしたのかどうか真剣な疑問を持つときがあります。

・あなたはある程度の変化や多様性を好み、制約や限界に直面したときには不満を抱きます。

・あなたの願望にはやや非現実的な傾向のものもあります。

このような文章は誰でも「自分のことだ!」と思い当たることばかりではないかと思います。

バーナム効果についてはあなたも聞いたり本で読んだりしたことがあるのではないでしょうか?

 

3・知っているのに使えない

 

先のどう見てもハンバーガーにしか見えない心理テストを見た時に、バーナム効果のことを思い出せれば「この心理テストは怪しい」と思うことができるはずです。

しかし、それができる人は多くありません。

その心理テストで自分がどういう人かとか、自分の弱点はどこかわかるとかの思いにとらわれていると、他のことが思い出せなくなるのです。

他のことが思い出せない人は、これまで勉強を「記憶のために記憶のかたち」で行ってきた人です。

「記憶のために記憶のかたち」とは英単語言うと、「馬=ホース」「うさぎ=ラビット」のように具体的なものどうし結合させて覚えるやり方です。

こういう記憶の仕方を多用すると、それと本当は関連する事柄を思い出しにくくなるのです。

関連する事柄とは「あなたのいじられキャラ度心理テスト」と「バーナム効果」の関連のようなものです。

「あなたのいじられキャラ度心理テスト」を見た時に、バーナム効果のことを思い出せれば「この心理テストは怪しい」と思うことができるはずです。

それができないのは、これまで勉強を「記憶のために記憶のかたち」で行ってきた人です。

「馬=ホース」「うさぎ=ラビット」で、馬とウサギの関係が動物とか哺乳類とかを思い出せない人がそういう人です。

じつは世の中の実に多くの人が、「いじられキャラ度心理テスト」を見た時に、バーナム効果のことを思い出すことができません。

そういう人は騙しやすい人になります。

 

まとめ

 

世の中の実に多くの人が、「いじられキャラ度心理テスト」を見た時に、バーナム効果のことを思い出すことができません。

これが怪しい商品を騙されて買う人が多い理由なのです。

これを逆に言うと、金持ちになった人は、世の中に怪しい商品を騙されて買う人が多いと知っています。

騙されて買う人が多いと知っていて、「いじられキャラ度心理テスト」のようなやり方で騙されやすい人をコントロールして儲けているのです。

例えばジャパネットたかたのテレビ通販ですが、じつにワンパターンです。

「この商品のお値段は35000円ですが今から30分以内のお申し込みに限り、29800円です!」

「さらに下取りを希望される方には一万円で下取り、ですから19800円です。イマスグお電話を

みたいなやり方です。

どの商品もこのワンパターンで売りまくっています。

世の中の実に多くの人が、バーナム効果のことを思い出すことができまないように、ワンパターンだと気づくことができないのです。

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