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プーチンのソビエト回帰願望の恐ろしさ

      2022/04/03

ウクライナに攻め込んだロシア軍ですが、

最初から「こう着状態になったらロシアの勝利は遠くなる」と予想されていました。

それだけでなく、ロシアがウクライナに攻め込んだとしても、メリットよりデメリットの方がはるかに大きいと予想されていました。

そのため、今年2月の時点ではプーチンはウクライナに侵攻しないと予想する評論家も多かったのです。

なぜいいところが一つもないのに、ロシアはウクライナに侵攻したのでしょうか?

これに関して、精神分析学者の岸田秀(和光大学教授)が面白い理論を提唱しています。

アメリカの尽きない攻撃性

1・岸田秀の精神分析理論

人に人格があるように、国にも人格があるのではないかというのが、岸田秀の精神分析理論です。

すなわちプーチンの精神分析ではなく、ロシアと言う国の精神分析が成り立つという考え方です。

ユングの集合的無意識に通じるような考え方です。

岸田秀が最初にこれを発表したのは「ものぐさ精神分析」という本でした。1977年

その本の中では、主に日本の精神分析として取り上げられていました。

非常に興味深い考察があって、それは「日本はアメリカにレイプされた」というものです。

日本は島国で江戸時代は鎖国してつつましやかにやっていたのですが、そこへ突然黒船が現れて開国を迫りました。

開国してアメリカに有利な不平等条約を結ぶか、アメリカと戦争するかという二者択一を迫られたのです。

二者択一を迫られたかどうかは、議論の余地があるかもしれませんが、日本側の心情としてはそうであったと言えるでしょう。

これがアメリカによる日本と言う国へのレイプと同じだったと、岸田秀は言うのです。

【ペリー来航の意義は、圧倒的な武力による開国の強要だけではなく、また交易の開始でもなかった。

政治と経済、文化といったあらゆる面において、日本が近代という巨大なシステムに吸収されるということだったのである。

『近代の拘束、日本の宿命』福田和也(文春文庫、1998年)】

さらに岸田秀は日本は強姦されたのみならず、その後アメリカと言う金持ちに嫁入させられたのだ、とも言っています。

明治時代の西洋に追いつけ追い越せの強迫観念は、アメリカと言う金持ちに嫁入させられたことが原因だと説明しています。

明治時代の日本人は着物、紋付き袴、ちょんまげを廃止して、西洋風の衣装が公式の場では相応しいと日本文化を否定します。

日本文化がアメリカ文化にレイプされた結果です。

私はこれに付け加えて、第二次世界大戦の原爆攻撃はセカンドレイプではないかと感じます。

そしてこの結果、日本はアメリカに対して「ストックホルムシンドローム」を発症したのではないでしょうか?

「ストックホルムシンドローム」とは、被害者が犯罪の加害者に恋愛感情を持ってしまう心理現象を言います。

戦後の日本は、「ストックホルムシンドローム」だとすると説明が容易になる部分が多くあると感じます。

加害者に恋愛感情を持ってしまう

 

2・うそつき国家アメリカ

ではアメリカと言う国はどういう国かと、心理分析してみましょう。

アメリカは「インディアン殺し」で生まれた国です。

アメリカ大陸の原住民であるインディアンを迫害し土地を奪い、多くのインディアンが殺された結果誕生した国です。

アメリカはそのことを悔いていますし、それに触れること自体がタブーになっています。

その反動として「正義」や「自由」を何よりも強調したい気持ちを持っています。

しかしそれは罪の意識の裏返しの、「正義」や「自由」に過ぎません。

だから無理があります。

イラクやベトナム戦争のような、他国に対する介入という名の「おせっかい」をやめられない理由はそこにあります。

自分の生まれが「インディアン殺し」であるという負い目を持っているからこそ、「自分は世界の警察官」として罪を償おうという強迫観念があるのかもしれません。

強迫観念から生まれた「正義」でしかないので、どこかゆがんでいるのです。

無垢で純情な日本をレイプしたのは、ゆがんだ強迫観念から出たことなのかも知れません。

アメリカと言う国は本当は白人中心主義で行きたいのだけれど、「正義」や「平等」を標榜する建て前を譲れない国です。

本心では黒人やアジア人差別意識を持っていますが、それを露骨に表現すると野蛮人と非難されかねない社会です。

その反動で、過剰な人種差別撲滅運動などに発展しがちです。

ところが銃器規制には及び腰で、人種差別撲滅運動と矛盾する部分があります。

こういう矛盾は、心の奥がゆがんでいるからです。

なぜゆがんでいるかと言うと、「インディアン殺し」で生まれた国だからです。

3・プーチンの憧れ、偉大なソビエト連邦

国家精神分析論的に、プーチンを分析すると今回のウクライナ侵攻の理由が見えるかもしれません。

プーチンは偉大だった時代のソビエト連邦を再興したいという「叶えられない夢」を見ていることが、現実離れした作戦にでた理由かもしれません。

もしかしたら、その本当の原因は中国にあるのかもしれません。

かつてソビエトは世界一の共産主義国家であって、アメリカに比肩できる国力がありました。

その頃の世界二位の共産主義国家中国は、あらゆる面でソビエトに敵わない国でした。

しかしプーチンがロシアを率いて22年、プーチンの力ではソビエトに匹敵する偉大なロシアを創ることはできませんでした。

そればかりでなく、二流国だとバカにしていた中国にあらゆる面で抜かれてしまったのです。

プーチンや集合的無意識としてのロシアは、深く傷ついたことでしょう。

もしかしたら、絶望の淵に追いやられた心情になったかもしれません。

このまま21世の二流国として生きながらえることに嫌になったとしても、不思議ではありません。

落ちぶれた貴族は贅沢の味を知っているだけに、元から貧乏人だった人よりみじめさに絶えられません。

そういう時に抱く気持ちは、個人が抱く絶望とよく似ているでしょう。

京都アニメーションに侵入して、ガソリンをぶちまけ火を点けた犯人の心情や

京王線の車内で男性乗客を刃物で刺し火を点けたジョーカー男事件

あのような人物と同じ破滅願望が今回の行動に至った理由ではないでしょうか?

ジョーカー男事件

まとめ

プーチン率いるロシア軍がDV夫のようなものだとしたら、ウクライナは別れた妻かも知れません。

妻がいやだいやだという言うこと自体が、DV男の怒りと絶望の炎を燃え上がらせることになるのです。

そして別れた妻を人質にして、立てこもり。

NATOやアメリカは犯人を説得する警官役みたいなものです。

※立てこもり事件と同じで、長引けば強行突破しか解決策はなくなる

追加情報

ロシア亡き後の世界でどうやって稼いでいくか?今考えないと危険

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